『一流の時間の使い方』読書レビュー 108冊目:自己啓発No.26
『一流の時間の使い方』
著:堀江貴文
こんにちは、読書好きのmasamariです。
今回は、堀江貴文さんの『一流の時間の使い方』をご紹介します。
◾️チャンスは、先着順。
チャンスは早い者勝ちで、すべてが決まる。
きわめてわかりやすい。
「自分は運が悪い」と思っている人は、遅かっただけ。
「あの人は運がいい」と言われる人は、早くやっただけ。
「あの人は持って生まれたリーダーの素質がある」というのも間違いである。
リーダーシップは遺伝性ではなく、学習で身につくものだ。
20歳でリーダーになっている人は、10歳の時からリーダーシップの勉強をしていたのである。
結局、早い者勝ちだ。
いつ始めたかが問題です。
リーダーシップが身につくには10年かかる。
あらゆる習いごとも、最初のべースができるには10年かかる。
よく「ダンスを習いたいと思っている」と言う人がいるが、「思っている」という時間は何なんだろうと思う。
始めるほどのモチベーションはないのだ。
二流の人は「思っている」時間が長い。
中谷塾では、いろいろなテーマで授業がある。
「なんのテーマに出ればいいですか」という質問をする人がいる。
テーマは、いっさい関係ない。
直近の授業に出ればいいのだ。
選ぶ作業が入ると遅れる。
選ぶ人は、結果として永遠に始められなくなる。
何がベストかはわからない。
選んだあとに、もっと面白いものが出る可能性もあるのである。
「どの映画を見ればいいですか」と聞いている時間に、一流の人は映画館に行っている。
シネコンに行くと、いろいろな映画をやっている。
そこでちょうど時間の合う映画を見ればいい。
それが「映画を見に行く」という体験である。
「次の映画と今の映画のどちらを見たらいいですか」と聞くこと自体、モタモタしている。
モタモタしていると冒険はできない。
人生を味わい尽くすことが出来なくなる。
◾️やる気とは、スピードだ。
人と一緒に何か新しい仕事を始めることになった。
その仕事で大切なのはやる気です。
多くの人はやる気の見せ方を間違っている。
「やる気あります」と言っても、やる気は目に見えない。
やる気を見せるには、スピードしかないのである。
企画のやりとりをする時に、「こういうことをやりたいと思います」と、すぐに提案するのがやる気だ。
たとえば、「何かあったらぜひ仕事をお願いしたいんですけど」と言う人に、「じゃ、何かあったら持ってきて」と言った。
やる気は、レスポンスのスピード感に出る。
企画書の分厚さや、手土産、ご挨拶では、やる気は感じられない。
ここで、「実は今日持ってきているんですけど」と言えるのがやる気のある人気です。
何か決定してから考えるのではない。
ムダになってもいいからと先に準備しておくことである。
スピードでしかやる気は表現できないのだ。
◾️おわりに
一流の人はスピードを重要視しているようです。
確かに対応のスピードが早いと、自分のことを大切に思ってくれていると感じます。
自分に対して、やる気を持って行動してくれているとも思えますね。
相手にやる気を伝えようとしたい時は、自分の気持ちを伝えるのではなく、スピードを大切にしていきます。